アルファ147、やはり楽しい車
こんにちは、ケントロピーゲです!
2007年式、後期型アルファ147を購入して、まもなく12か月-2か月。
5万キロだった走行距離もなんだかんだで、現在では5万8千キロ。
2017年、とうとう10年落ちとなってしまった我が「アルファ147」、故障知らずの日本車だって10年物となれば、そろそろボロが出始める年数。
「新車で買っても不具合が出る!」と巷では言われているイタリア車ですが(イタリア車は新車であってもそれは9割程度の完成度であって、オーナーが残り1割の初期トラブルを直して初めて完成された車になる、と言われていたりも・・・)、我がアルファ147、絶好調です!!
と言いましても、多少の不具合が出たのは確かでして、この10か月間で出た不具合を纏めてみますと・・・
・3000キロほど走ると、オイル残量低下の警告音が鳴る
・モーター不具合の表示が2回
・ギアが2速から上にあがらなかったことが1回
以上3点がちょっとした不具合といえば不具合でしょうか。。
一応これらの対策としまして・・・
・遠出をするとき、もしくは2か月に一度ほどエンジンオイル残量をチェック。Lowに近ければエンジンオイルを足しますし(予備としてエンジンオイルをストックしている)、3か月~4か月・距離にして3000キロ程でオイル交換を行っている。(オイル量が低下すると、エンジン音・エンジンレスポンスにザラツキが生じるので、何となくわかります)
オートバックスの整備士さんによりますと、若干のオイル滲みはあるけど漏れていることはないようです。
まぁ、オイルに関しては減れば足せば良いので、大したトラブルではないと考えています。
・モーター不具合の表示については、最初モニターに表示が出たときは正直ビビったのですが、インターネットで調べていますと、ほとんどが「水温センサーの異常」とのこと。
エンジンの吹け上がりが悪かったりしますと、これは別の原因なので直ぐ工場に持って行った方が良いそうですが、私の場合は特にそうでもなく暫く走ったら勝手に消えました。よってこのまま放置。
・ギアが上がらなかったことについては、路肩に車を止めてエンジンを一旦切り。暫くしてからエンジンを始動させたら直りました。
ちなみにこの日は、六甲の芦有ドライブウェイで車のポテンシャルを思いっきり発揮させた走行をさせた為、車がビックリしたのだろうと解釈しております。
ただアルファ147の故障のほとんどは、この「セレスピード」の故障によるものなので、今後が頻繁に再発するようだったら不安なところです。
上記が過去に掲載した芦有ドライブウェイの記事です。
「故障など絶対許されない!」という方には国産の新車をおススメすることにして、9年落ちのイタリア車を100万円以下で買って(正式には車検・整備費用を含めコミコミ65万円なのですが笑)、これだけのトラブルで10か月間遊んでいますので、この年代のイタリア車の信頼性も中々のものだと思いますがどうでしょうか??
巷では「イタリア車は壊れる」と言った風潮がありますが、実際に所有してみて意外に頑丈な車だな、と思いながらアルファロメオとの日々を過ごしています。
と言いましても車によって当たり外れがあるのも現実のようですから、私的に10年落ちアルファロメオの購入指南としまして、上から目線で発表します!!
・ラテン車専門店で買う
・出来る限りフルノーマルを
・店に赴き、エンジンをかけて自分の感性を信じる
まずは「ラテン車専門店で買う」ですが、私が買ったのは滋賀県にある「トイカーランド」というイタフラ専門店。(ラテン系を得意とするお店です)
絶対!とは言い切れないのですが、中古車店でも国産メインのお店にポツンとイタリア車が1台いるようなお店は私は敬遠しますね。
他にも青空展示場に数台並べて、売ったら終わり!のようなお店。
もちろんそれが「掘出物!」の可能性もありますので、一概には言えないのですが「車というのは買って終わりではない商品」、故障や点検などアフターケアというのが重要ですよね。
特にイタリア車(外車全般)をディーラー以外の中古車屋で買うというのなら尚更です!
ちなみに私が購入した「トイカーランド」の在庫車は5~10年落ちのイタリア車・フランス車が中心。
整備工場も完備されており、アルファロメオ・フィアット・フェラーリ・プジョー・ルノー等のラテン車が点検・整備されておりました。
営業マンとして表に立つことのない整備士の方とも少しお話が出来たのですが、車好き+素朴で良い方の印象。
また、この年代のアルファロメオは4万キロに一度「タイミングベルト・ウォーターポンプ」の交換が必須なのですが、その際の費用もハッキリと記載されており、アフターケアも任せられるお店だな、と確信しました。
まぁ長々述べましたが・・・
格安輸入中古車を楽しむ=安く整備してくれる主治医を見つけろ!!!
ということです。
つづいて「出来る限りフルノーマル」をにつきましては、ノーマル車程素晴らしい車はないと言うことです。
私は正直車を弄るのが好きではありません。
車というのは非常に繊細な機械。
メーカーがバランスを考えて考えて作った車を、何も知らない個人が弄るのは如何なものか?と思ってしまうのです。
出来る限り避けた方が良い例としましては、インチアップされた車、サスペンションを交換して必要以上にローダウンされた車、エンジンを弄った車、マフラー等排気系統を弄った車は出来る限り避けた方が良いと思います。
整備履歴があれば尚良いですね!
というより、安心して乗りたければ「整備履歴が残っている=必須条件」と思います。
蛇足ですがワンオーナー車が良いか悪いかについては、ハッキリ言ってどうでもよい話でして、ツーオーナー・スリーオーナーでも「整備履歴がしっかり残っている車」であれば、「ワンオーナー車で整備履歴無し」の車よりよっぽど価値がある車と思います。(というか整備履歴が無い時点でその車がワンオーナーかどうか怪しい)
最後に「店に赴き、エンジンをかけて自分の感性を信じる」につきましては、インターネットでも簡単に車が売買できる現在ではありますが、そこに潜む「リスク」というのは確実にあるということです。
仮に100歩譲ってインターネットで購入するとするなら、「このお金は失っても良い。当たり車なら万々歳。これは俺の賭けなんだ!」くらいの気持ちで購入されれば、外れ車を引いてもご自身の財布も心も痛むことはないと思います。
やはり足を使って店に赴き、目・口・耳・鼻を使って車の状態・お店・店員の雰囲気を確かめるのが一番です!
中古車屋によっては、いまだに「一度入店したら契約するまで帰すな!」と言うお店もあるようですが、そんなお店はロクな車を置いていないでしょうから、縁がなかったと思って帰れば良いだけの話。
押しに押されて契約してしまったのであれば、家に帰ってキャンセルの電話をすれば良いだけの話です。(もちろん手付金も返してもらいましょう!当然ですが!!)
やはり中古車という新車に比べリスクのある商品を買うのですから、実際にエンジンをかけ出来れば試乗をし(車検が切れていたら、せめてアクセルを踏んでエンジンに違和感を感じないか確かめる)、そして電子機器が問題なく動作するかを確かめるのは中古車を買う上で当然と思います。
長々述べましたが、アルファ147はやはり楽しい車。
最近私にしては珍しく少々忙しい日々を過ごしていた為、10日間程アルファ147に乗れない日々が続いておりました。
そして先日久々にアルファ147のキーを捻りますと、それは楽しくて楽しくて仕方がないのですね。
コンパクトなイタリア製Cセグメントハッチバックな訳ですが、クイックなハンドリング。レスポンスが良く、回せば回す程パワーを出し尚且つ心地よいハーモニーを奏でてくれるエンジン。そのエンジンを美味しく生かしてくれるセレスピード。そして好き嫌いがハッキリ分かれるであろう、万人受けすることを捨てたとも思えるエクステリア。
アルファ147は形こそ5ドアハッチバックですが、中身は完全なスポーツカーですね!!
圧倒的なパワーがあるわけでもないのですが、軽量な車体と合間ってドライバーも同乗者も楽しく過ごせる車だと思います。勿論ハッチバックだけあって荷物も十分載りますし!!
現在はイタリア車と言えど「小排気量+ターボ」時代。
それが悪い!と否定はしませんが、回してなんぼのイタリア車の楽しみが損なわれているのもまた事実。
今では贅沢となってしまった「Cセグメント、4気筒、NA」のエンジンを普段使い出来る時代もそろそろ終わりに近づいているのかもしれません。
乗ってみようかどうしようか、少しでも悩んでいるのでしたら一度乗ってみることをおススメしますよ!いちオーナーとして。
経済事情は個人個人色々ありますでしょうが、100万円以下で状態の良い車を購入出来るのもこの車の良いところ!!
人生一度きり!壊れたら直すか売るかすれば良いだけの話ですから、自分の乗りたい車でとことん人生を楽しみましょうよ!!
私も暫くの間は「アルファ147」と人生を共にするつもりですので!!
ではまた次回!!