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愛車アルファ147を中心に、格安輸入車を所有しつつブルジョアな生活を目指していくブログです

マツダ ロードスター試乗(後編)

こんにちは、ケントロピーゲです!

 

前回の続きで、今回はマツダ ロードスター試乗(後編)」です。

 

centropyge.hatenablog.com

 

 

 

さて、いよいよ待ちに待った試乗。

 

ドアを開け車内に乗り込むと、やはり低いです。

実用ハッチバックのアルファ147とは比べ物になるはずもなく、以前所有していたフェアレディZ(Z33)と比べましても着座位置が低く感じますね。

フェアレディZは性格上GTカーの要素が強い為車内もそこそこ広いのですが、ロードスターはスポーツ要素が更に強い為、目線も低いし車内もタイト。

 

まだエンジンもかけていないのにも関わらず、素晴らしいドライブを期待させてくれるこのワクワク感。

 

こんな車が日本にもあったのかー、と外車ばかりに憧れていた私の見識の無さに少し恥じらいを感じてしまいました。

 

ここまで割り切った個性の強い車を25年以上作り続けるマツダの姿勢に感謝ですね。

 

 

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・エンジンについて

 

スマートキーをダッシュボードに置き、ギアをニュートラルに。左足でクラッチを深く踏み込むと同時に、右足でブレーキを踏みこむという、7年ぶりのマニュアル車の始動にドキドキしながらも、スタートボタンをプッシュしますとエンジンが軽やかに目を覚まします。

 

アイドリングは現代の車にしては大きく感じたのですが、これもスポーツカーならではの演出なのでしょうね。

ドライバーの気分を高めるため、排気音が車内にもしっかりと響きます。

車に興味のない同乗者だったら不快に感じる音量かもしれません。

 

この日は生憎の雨だったため、せっかくのオープンドライブを楽しめなかったのですが、車内に響く排気音は雑味のない乾いたサウンドです。

 

アルファ147のツインスパークエンジンは回せば回すほど色々な音(倍音)が混ざり合い、4気筒エンジンとは思えない、まるで6気筒以上のエンジンから醸し出されるような甘美な音色を響かせてくれるのに対し、(これは誇張ではなく心からそのように感じます)、ロードスターはアクセルを踏んでもアイドリング時の乾いたサウンドがそのまま大きくなっていくという、音を楽しむという点では物足りないサウンドでした。

 

ただそう思うのも私がアルファロメオを経験してしまったからそのように思うのであって、私が単に無いものねだりをしているだけだったりもするのですが。。

 

ちなみに今回の試乗は、雨で路面がウェット、7年ぶりのマニュアル、FR、プラス試乗車という状況の下、私のチキンな技量では到底7000回転まできっちり回せるわけなく、あくまで3500回転付近まで回した時の感想と思ってください。

 

 

エンジンレスポンスについては踏めばしっかり付いてくるのですが、レスポンスが速いかと問われますと、実用車よりは機敏に感じたが正直こんなものかな?というのが正直な感想です。

 

といいますのも再びアルファロメオ贔屓なのですが、ツインスパークエンジンのレスポンスは実用ハッチバックとしてはちょっと異常なのです。

1ミリでもアクセルを踏めば、エンジンはそれに応答しようとしてくれるのですが、異様なほどレスポンスが速いのです。(車の方からドライバーに対して飛ばせ飛ばせ、と言うツインスパークエンジンの特徴がここにあると思います。)

 

ただ今回の試乗では3500回転以上回せなかった為(私の技量がないため)、もっと高回転域でしたら、この評価は違ってくる可能性もありますのでここはあまり深く考えないことにします。

 

 

1.5リッター、131馬力、150ニュートンというエンジンスペックは数字だけ見ればスポーツカーとしては圧倒的に非力ですよね。

ただ結論から申しますと「心配することなかれ」と言ったところでしょうか?

 

もちろん個人個人車の使い方は違いますので、使われる状況によって感想が違ってくるのは当然ですが、日本の法定速度+αくらいでしたら十分周りをリード出来る性能かと思います。

周りを圧倒するようなパワーは持ち合わせてはいませんが、車両重量990kgという現代の車としては圧倒的な軽さが効いている為、私はこのエンジンで十分かと思います。

 

アクセルを踏めば軽さを生かして、スポーツカーらしい「切れ」みたいなものは見せてくれます。

 

 

 

 

 

・ハンドリングについて

 

とても自然なハンドリングだなー、と感じました。

ハンドルを切っただけ思い通りに曲がってくれる。

試乗コースの中に500メートル程カーブが続くコースがあったのですが、初めて運転する車にも関わらず全く不安なく車が曲がってくれます。(もちろん法定速度前後の速度域での話です。)

そこに車自体の軽さも加わってくるので、木の葉のようにヒラヒラと操ることが出来る車だと思います。

 

長文は苦手なので一言で纏めますと「とても気持ち良い!!」

 

車の軽さというのはスポーツカーを運転する上でとても重要なのですね。

 

 

 

 

 

・ブレーキについて

 

これに付きましても法定速度+αくらいでしたら、十分頼れる存在だと思います。

ちょっと踏んだだけでカクッと効くようなブレーキでは無く、踏めば踏んだだけ効くブレーキでした。

「RS」のグレードを選べば、さらに高性能なブレーキが付いてきます。

 

 

 

 

 

 

・「買いか??」

 

300万円前後で本格的なスポーツカーが新車で買えるというのは、とても魅力的なことだと思います。

 

私が買うのでしたらベースの「S」ですね。

 

ロードスターに関してはグレードによってエンジンスペックに差がある訳ではありません。快適装備がどこまで欲しいかによってグレードが変わってくる感じですので、私が買うとすればとことん走りを楽しむことに専念したい。

確かにナビも付きませんが、スマートフォンが発達した現在、何十万も払って車にナビを付けるのにそこまで意味があるかな?と思うわけです。

 

オプションを付けるとすれば安全装備ですね。

「S」ではSRSエアバックシステム(カーテン&フロントサイド)がオプション扱いですので、万が一のことを考えてこちらだけは付けておきたいものです。

 

インターネットで見積もりをしてみたところ、車体+諸経費+オプション(カーテンサイドエアバック・CDプレイヤー)で276万円との見積もり結果となりました。

 

スポーツカーですし値引きは中々厳しいかもしれませんが、9月&3月の決算期を狙って250万円で買えたら最高ですね!!(値引き額はあくまで妄想ですが)

 

よってこの値段で本格的スポーツカーが新車で買えるのは幸せなことですし、「買い!」だと思います!!

初のロードスターでしたが、とても良い車でした。

 

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それでは2編に渡ってお送りした「ロードスター試乗記」をこれにて終了させて頂きます。

お付き合いくださりありがとうございました。

 

ではまた!!